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北区明るい社会づくりの会

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開催日 2003年7月5日
『自然と文字と人生』 講師/丸山 典義

大宇宙の銀河系に属する太陽系では、太陽を中心に水、金、火、木、土、天、海、冥の九つの惑星が、万有引力の法則に基づいて、自転し公転しながら大調和の世界を形成しております。この大自然界の天体の周期等が人体の数値と下記のように一致していることが不思議でなりません。
このように体温は1日1分の割合で36.5度となり地球の自転数と同じ、また、鍼灸でいう「つぼ」あるいは急所と呼ぶところが、これまた1日1ヶ所の割合で人体の365ヶ所あります。地球が太陽を1周する間に春夏秋冬の四季節に変わりますが、この一季節は約90日ですが、この日数と0歳児の血圧が同じ90で、1歳増すごとに一つづつ血圧数が増し、年齢+90が血圧の平均値と昔から言伝えられてきました。またこの季節の変わり目に18日間、土用と呼ぶ日があります。昔から土用の丑の日には鰻を食べるという習慣もありますが、この土用の日には植物の種をまいても実りません。これは地球の生理日とも言えるでしょう。 この土用の18日間の数字と、人間の1分間の呼吸数の18回が同じです。1年間の土用が春夏秋冬の変わり目にありますので、あわせて72日あります。この72日の数字と人間の持つ、もっとも大事な心臓の鼓動数(脈拍数)とこれまた同じです。
次に月が地球を1周する間に月は27.32回自転します。(太陽の自転数も月と同じ)
この月の自転数は女性の生理の周期と同じで俗に28日周期といわれています。女性の生理日の周期が月のめぐりと同じことから、昔の人は月のものといい、月経と申したようです。
人間がこの世に生まれるときは満潮とともに生まれ、引潮とともにこの世を去るといわれています。人間は自分の力で生きているのではなく、大自然の心理法則によって生かされているということが実感として理解できます。体温が平均値を上下したり、血圧の上下または呼吸の乱れ、大事な心臓、脈拍の不整脈、生理日の不順等、すべて自然の心理法則に反した精神生活、生まれながらの性格、毎日の心がけの善悪が病気の原因のようです。
面白いことに同じ病気の人たちはともに共通した性格の持ち主です。不健康の原因は精神の不調和が70%、食事と身体の使い方のアンバランスが30%といわれております。
大宇宙の天体が、万有引力の法則により互いに引き合って宇宙空間を保ち、大調和の世界が創造されたように、人間社会も明るく温かい大調和の社会が望ましいことです。
人間と動物の違いは、“考える”という能力にあり、人間の英知が今日の文明を創造しました。
人間という文字が人の間と書きますように、人と人との出会いを大切にし、良き人間関係を保つことが重要です。
そして人間の心も人と人との間にあります。 世界の平和と人の幸福を願い、奉仕に喜びを感じ、調和の取れた素直な心でいることが、健康で幸せな人生の決め手であります。

丸山 典義 プロフィール

大正12年生 東京都北区在住
《 地域社会での主な役職 》
・東京都北区日中友好協会理事
・王子青少年育成会会長
・元王子小PTA会長、創立100、110、120周年記念会長
 特に100周年時には時の皇太子(今上天皇)の行啓を仰ぐ
《 国際交流関係 》
 ●中国 訪中13回、昭和60年に王子小と北京第一実験校との姉妹校締結を仲介、平成6年には会長を務める少年野球チーム王子ドルフィンズの選手、監督、コーチ、父母代表42名を引率して訪中。
平成8年には北京市宣武区少年チームを実行委員会を結成して招聘。青少年の親善交流に努める。
 ●スリランカ 20年前より4回訪問
前教育相、前観光局長、国立高等学校長と交流。特に前駐日大使とは家族ぐるみの付き合い。
 ●ミャンマー 昭和61年京都大学留学中のノーベル平和賞受賞者のアウンサン・スー・チー女史と交流
《 趣味 》
漢字(表意文字)研究、自然法則の研究、気学、音楽(過去10年にわたり地域の鼓笛隊を直接指導)


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